フリーウェイ運転
アメリカ・カリフォルニア州で起きる大事故現場のほとんどがフリーウェイです。原因は様々ですが大きく分けて、
- スピード調整(特にスピードの出しすぎ)
- 車線変更時の前方とミラー・死角確認が不十分(周囲の状況確認ミス)
- 車間距離の調整
などがあります。
慣れれば下道より信号機がないフリーウェイのほうが運転しやすいのは事実です。しかしフリーウェイでの走行はスピードが速い分、状況も変わりやすくとっさの判断力が重要になってきます。下道などの遅い速度なら少しのヘコみですむ事故が、フリーウェイなら大事故に繋がる危険性があります。
例) アメリカ・フリーウェイの事故風景
以下PDFはDMVが推進するフリーウェイ運転マニュアルの日本語訳です。筆記試験勉強の時と同様、実際に運転してみないとわかりにくいと思いますが、フリーウェイを運転し始める前にしっかり読んでください。
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カープールレーン (Carpool Lane) / HOV (High Occupancy Vehicle Lane)
カープールレーンは車通勤が当たり前のアメリカで、通勤などの渋滞緩和策として備えられたものです。2人以上同乗している車両、オートバイ、バス、また黄色いステッカー(許可証)付きのハイブリッド車が使用可能です。
カープールレーンの乗り降りは、基本的には白い点線の所しかまたいではいけません。
近年、HOVという名称に変わってきていますが、Carpool Laneと同じ意味です。
トールロード (Toll Road)
トールロードとは有料道路のことです。基本的にフリーウェイにしばしばあります。日本の高速道路料金所と同じく、ETC(電子自動支払いシステム)を持っていなければ、入る前に料金を支払います。場所によって異なりますが、$5~$10ぐらいです。
アメリカのトールロードはちょっと分かりにくいのが難点です。トールロードに進入する前に"Toll Road"と必ず標識がありますが、料金所の場所が分かりにくい場合があります。間違ってETCの方からトールロードに乗ってしまい料金を支払い損ねると、後日、交通違反の罰金請求が郵送で送られてきます。罰金額は2013年時点でおよそ$50前後です。
例えば、サンディエゴからロサンゼルスまで行く時にGoogle Mapやカーナビで最短ルートを調べると、CA-73というトールロードが途中で出てきます。「トールロードの存在を知らず、料金を支払わず乗ってしまって、交通違反の罰金請求が来たのですがどうしたらいいですか?」という当校へのお問い合わせもしばしばあります。場合によっては罰金を免除されることや減額されることもありますが、早めに支払うのがベストです。ほうっておくと罰金額が上がります。フリーウェイで遠出する時は、十分に気をつけてください。
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